かばん修理 の K's factory  ~修理例とお客様のお声~

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オロビアンコのファスナー修理;「頻繁に外れちゃうので、交換をお願いします。」・・・K's factory



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ファスナーの修理依頼も沢山いただきます。生地の部分が破れてしまったものや,閉じたはずが気付けば開いていたという経験がおありの方もございませんでしょうか。
コイルファスナーの場合は,コイルが擦り減ってくるとそのような症状が現れますので,破れていなくても交換しておいた方が良いですね。
そんな状態になったオロビアンコのトートバッグの修理をご依頼下さったのは,東京都狛江市にお住いのお客様です。
以下のようなメールをくださいました。
 
「ファスナーの修理依頼です。
メインファスナーとフロントファスナーの2つのファスナーの修理をお願いします。(金属の丸いブランドロゴがある側が、フロントです)
メインファスナーは明らかに破損が見れますが、フロントファスナーは一見すると破損してないように見えますが、頻繁に外れちゃうので、交換をお願いします。
じつは、2017/09/17に同じカバンのバックファスナーが破損し、御社に修理頂きました。修理内容に大変満足してたので、今回はリピートです。
なので、バックファスナーと同じように修理頂ければOKです。
なお、ブランド刻印の入ったスライダー(つまんで動かす部分)のつまみは、前回と同じく、再利用可能をお願いします。まずはお見積もりをお願いします。」
 
リピーターという事で,以前にご紹介したことのあるオロビアンコの修理例はこのお客様の鞄だったかもしれません…
修理前の鞄はこちらです。

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オロビアンコのバッグには通常,テープ(生地の部分)とコイル(プラスチックの部分)の色が違うお洒落なファスナーが使われていますよね。

メインファスナーもフロントファスナーも,コイルがテープから外れており,メインの方はスライダー(つまんで動かす部分)も片方完全に取れてしまっていますね。
こうなりますと,ファスナーを交換する必要があります。
フロントファスナーは,鞄本体側の方は縫い目が見えない構造で縫い付けられています。この場合は,メインファスナーを取り外した後,内袋の中からフロントファスナーを縫い付けます。その後,メインファスナーを縫い付けます。
全く同じファスナーを取り付けますので,修理したことが分からないくらいに仕上がります。
 
出来上がりはこちらです。

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ブランド刻印の入ったスライダーのつまみもしっかり元通り再利用していますので,まさにオリジナルのままに仕上がりました。

皆様のご利用もお待ちしております!