システム手帳の修理は,当店にご依頼頂く修理の中でも多い修理の一つですが,ノートを閉じるリング部分ではなく,手帳を閉じるホックが壊れて閉じられなくなってしまったと言われる方も多いです。
ホックの凹凸のどちらかが外れてしまったり,凹側内部の針金がへこんでしまったりなくなったり,凸側が削れて擦り減ってしまったり…と原因は色々です。どちらか片方が傷んでいるように思えても,大抵は両方が関係していますし,メーカーによって微妙にサイズも違いますので,ホックは凹凸セットで交換する事になります。
縫い目をほどいて内部に埋め込まれている金具を交換し,ホックを取り付けて,物によっては縁の塗装もやり直して…と簡単に思えてなかなか手の込んだ作業が必要となります。
そんな修理のご依頼を大阪府四条畷市のお客様からメールを頂きました。
「はじめまして ホームページを拝見しました。
ぜひともお願いしたく、メールいたしました。
修理品;手帳(ダイアリー) 紫色 革
依頼内容;手帳のベルトについているスナップの凸側の金具はずれていました。
修理可能かどうかも含め、見積をお願いいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。」 (画像はお客様撮影)
この場合は,スナップボタンがきっちりととまるようにするために,
凹凸セットで交換します。
両側ともステッチを解いて金具を交換し,同じ色の糸で元通りに縫い直します。
すると元通り綺麗になり,しっかり使えるようになります。
お礼のメールを下さいました。
「修理御依頼していた手帳を受け取りました。
生まれ変わって、ようやく使えるようになり、嬉しくてたまりませ
これで、無事2013年を迎えることができます。
どうも有難うございました。
また何かありましたら、よろしくお願いいたします。」
●バインダー金具の交換修理例はこちらをご覧ください。
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