素材によらず,鞄の角などよく擦れるところは擦り切れて穴が開いてしまいますよね。革の表面が擦れて色が落ちた程度なら,塗装など色補修で対応できるかもしれませんが,パイピングに穴が開いてしまうと,似た色の革を上から当てて傷を隠したり,樹脂で整えたりする事も出来ます。
今回ご相談いただいたのは,パイピングもすべて鞄本体と同じ生地で出来た物に穴が開いてしまったという物です。
「K's factory様
度々すいません。画像の鞄にスレ?があります。
安価で目立たない方法はありますでしょうか?約8ミリくらいです。何かでカバー?や縫込み?で構いませんので、よろしくお願いいたします。周りの白っぽいのは、雑巾で拭いた糸くずです。」
頂いた画像はこちらです。
この場合,何かを充てるとなるとどうしても目立ってしまいます。
どうやって修理をしようかなと考えた結果,服やズボンの生地に穴が開いた時におこなう「かけつぎ」をしてみる事に致しました。
同じ色の糸を使ってやってみたところ,初めてではありましたが我ながら奇麗に仕上がりました!
糸の性質が違うので光の反射で少し修理をした部分が違って見えてしまいますが,同じ色の糸を使っているので現物を見ると修理をしたところは分からないように仕上がりました。
元通りに直せて良かったです。
難しい修理でも知恵を絞って頑張りますので,他店で断られて物でも是非一度ご相談くださいね。
お問い合わせ・お見積りは無料です。
下記よりご連絡お待ちしております!