財布の修理でご依頼が多いのは、バネホックがしっかり閉じなくなったというものです。凹側の中をよく見ると2本の針金のバネが付いていますが、大抵1つ外れてしまったり、へこんでしまって引っかからなくなってしまいます。
今回、福岡県北九州市にお住いのお客様から頂いたご依頼もまさにその状態でした。
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頂いた画像はこちらです。
バネホックは同じ大きさでも、凸側も擦り減っていて変形していますので、必ず凹凸セットで交換しないと、凸側だけ交換してもいずれすぐにしっかりと閉じなくなってしまいます。そうすると二度手間ですし結局余分にお金もかかってしまいますので、最初から凹凸セットで交換しておきましょう。
ルイ・ヴィトンの刻印が入った金具はさすがにありませんし、通常バネホックは一度取り外すと再利用できないので、一般的にはヴィトンの刻印の入っていない金具に全て変わってしまいます。
しかしK's factoryでは、1枚目の写真に写っている閉じた時に見える金具は再利用しますので、オリジナルのデザインをそのまま保つ事が出来ます。
その裏側と凹側の金具のみ一般的な物になります。
出来上がりはこんな感じです。
ルイ・ヴィトンの刻印が入った金具はしっかり再利用していますので、この状態では見たところ修理をしていないかのように元通りです。
大抵、一般の修理屋さんだとこの部分も刻印の入っていないツルっとした金具に変わってしまいます。
開いたらこんな感じです。まずは凸側から…
そして凹側はこんな感じです。
元々付いていた物よりもはるかに丈夫な国産の金具なので、安心してお使いいただけます。
この様な簡単な修理でも喜んでお引き受けさせて頂きますので、どうぞご遠慮なくお問い合わせください。
【お願い】上記フォームからお問い合わせ頂く際、ご自身のメールアドレスをお間違えの無いようご記入下さい。時々、送信できずに戻ってきてしまうメールがあります。修理が必要でお困りだと思うと、なんともやるせない気持ちになります…