キーケースをお使いの方からご相談が多いのは,やはり何といってもフックが外れてしまうというものですね。
お洒落なケースでも開いてみるとフックがいくつも外れてしまっていては格好悪いですし,何よりも鍵を無くしてしまう可能性を考えると,早めにフック金具を交換しておかれる方が良いと思います。
今回,大阪府高石市にお住いのお客様からご相談いただいたのはエルメスのキーケースで,一般的なキーケースと違い,縫い合わされている革の内部で金具が固定されています。縫い目をほどいて金具を交換し,再び縫い付ける必要があります。
「10年以上使っているためかなり汚れやスレがでています。、また金具が取れやすく何点かは落ちてなくしてしまいました。」とメール下さいました。
添付して下さった写真はこちらです。
金具の交換と,革部分全体の塗装修理をさせて頂きました。まず金具付近の縫い目を解いて,内部からフック金具を取り外します。そして,新しい金具を取り付けて縫い直した後,革部分全体を塗装します。
するとこんな風に仕上がりました。
奇麗になったので,まだまだこれからも気持ちよくお使い頂けることと思います。皆様のキーケースの修理もお待ちしております!
【お願い】上記フォームからお問い合わせ頂く際、ご自身のメールアドレスをお間違えの無いようご記入下さい。時々、送信できずに戻ってきてしまうメールがあります。修理が必要でお困りだと思うと、なんともやるせない気持ちになります…