今回ご紹介しますのはバッグの内張りの交換修理です。
内張り交換はオリジナルの物を取り外して型をとりますが,あまりに酷い状態になると,取り外しても奇麗に型を取る事が出来なくなってしまいますので,傷んできたなと思えば早めの修理をお勧めいたします。
お客様は以前にもご主人さまの鞄の修理をご依頼頂いた奥様です。
「こんにちは。2015年2月頃に主人のかばんの修理をお願いした〇〇と申します。
その節は安価で綺麗になおしていただきありがとうございました。
この度はヴィトンの内袋の交換についてお見積をお願いしたいと思います。
写真添付いたしますのでよろしくお願いします。
大きさは横40×縦30×マチ10程度です。」
添付して下さった画像はこちらです。
状態は悪いですが,何とか奇麗に型を取る事が出来ました。取り外した型をバラバラにし,似た色の本革のスエードを同じようにカットして全く同じ内袋を作り直します。
通常このバッグの場合は,ストラップ付け根の金具を通しているハトメ金具がネックになります。ブランドオリジナルの物を再利用するのは難しく,普通は金具に交換されてしまいますが,K's factoryでは問題ありません。(物によりますが…)
出来上がりはこちらです!
内袋は当然全くの元通りですが,上部パイピングの裏側も縫い目が完璧!
そして,ストラップ付け根のハトメ金具もしっかりオリジナルのままです!
お礼のメールをくださいました。
「修理していただいたかばん、たしかに受け取りました。
こんなに綺麗になるなら何故もっと早くお願いしなかったかと悔やまれる程でした。
丁寧な仕事ありがとうございます。
この度はお世話になりました。
また、何かありましたらぜひお願いします。」
皆さんのご利用もお待ちしております。